仕事への不満、人間関係の難しさ、家族の心配、老後の心配、ネットやテレビで次々と流れる暗いニュースなど…。私たちは常に不安や恐怖に支配されやすい環境下にいます。このような恐怖や不安が生まれるとき、脳内では「扁桃体（へんとうたい）」という部分が過剰に働いています。扁桃体が過剰に働くと、過去を振り返って後悔したり、怒りがこみ上げてきたり、未来を案じて不安になったり、心配事が増えたり、今起こっている目の前の出来事ではなく、過去や未来に思いを巡らせるようになります。

 

この状態をマインドワンダリング（心の迷走）といいます。

 

では、扁桃体の活動を抑え、不安や恐怖の感情をうまくコントロールするにはどうすればいいか？それは、理性の脳と言われている前頭前野を働かせることです。前頭前野が活発になると、扁桃体の活動を抑えられ、感情もコントロールしやすくなります。

 

前頭前野の働きを活発にするには、今、この瞬間に集中すること。つまり、マインドフルネスの状態が扁桃体の活動を抑える唯一の方法です。

 

ヨガで呼吸や身体や自身の内側に意識を向け、今この瞬間に集中することによって脳が休まり、心も落ち着き、その結果マインドワンダリングの状態から抜け出すことができます。

 

ギュットのレッスンで意識的に前頭前野を働かせましょう！