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スタジオ内のドライフラワー

インド旅

2024.1.8

インド旅 #1

先月、インドのカイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所で学びを深めてきました。コロナで行けなかったため、インドは3年ぶりになります。

 

ヨガは体験したことしか伝わりません。知識は体験によってはじめて自分のものになるため、実践を通じて知識と体験の一致を図っています。なので定期的に本場インドで学びを深め、技術のアップグレードに努めています。

 

カイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所は、100年の歴史を誇るインド政府公認のヨガとアーユルヴェーダの医療施設。アーユルヴェーダのパンチャカルマ、ヴァマナ(嘔吐療法)、ヴィレーチャナ(下剤療法)、ナスヤ(鼻オイル療法)、パスティ(浣腸療法)、ラクタモクシャナ(採血療法)といった5つの浄化療法を中心にヨガや瞑想を通して自分はどのように変わるのか、観察するのが今回の目的です。

 

カイヴァリヤダーマ初日。ムンバイからカイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所のあるロナバラまで高速で約2時間半。ロナバラは避暑地としてインド国内でも人気の観光地だそうです。ですから、施設は静かで自然豊かな場所にあり、療養するにはベストな環境です。

 

カイヴァリヤダーマの施設は広い。

 

そして緑に溢れています。

 

細かな問診やメディカルチェック等があるため、現地ガイドに同行してもらいました。5ページに渡る問診票に記入。ガイドさんに教えてもらいながら2時間かけて記入しました。これがけっこう細い。けれども、この問診票によってアーユルヴェーダの施術内容や朝夕のヨガクラスが変わってくるので、適当には書けません。

 

医師によるメディカルチェックの前に血圧測定や簡単に今の健康状態等の質問がありました。

 

このあと、問診票をもとにアーユルヴェーダの先生によるメディカルチェック。

 

問診の結果、ヨガクラスはセラピーに決定。運動量の多いクラスなど、3クラスあった中で、セラピークラスになって安心しました。なぜならヨガセラピーをもっと深めたいと思っていたから。

 

メディカルチェックの後はティータイム。ジンジャーをベースにハチミツが入ったハーバルティー。

 

明日から体を冷やす野菜、果物、牛乳などは厳しく制限されるため、レモンを搾っていいのは初日だけ。アーユルヴェーダは体を冷やすことは厳禁。徹底して温活です。

 

夕方からオリエンテーション。私と同じ治療を受けるのは20名くらい。欧米の方が多い印象。

 

日本人は私だけでした。写真はヨガスートラ(ヨガの哲学書)の解説。主なところを抜粋したダイジェスト版で、ヨガ初心者の方にも分かりやすく伝えていました。ヨガの裾野を広げていくという意味で、こういうの大事です。

 

その後、施設の歴史やジャラネティとスートラネティのやり方を説明。

 

明日からアーユルヴェーダのパンチャカルマ(5つの浄化療法)がスタート。今日の診断でヴィレーチャナ(下剤療法)、ナスヤ(鼻オイル療法)、バスティ(浣腸療法)が組み込まれていました。

 

アーユルヴェーダというとシロダーラ、アビアンガなどのエステっぽいイメージが先行していますが、インド伝承医学に基づいた列記とした治療法。

 

パンチャカルマによってサットヴァ(純粋性)が高まり、ヨガの最終目的に向かっていく手助けとなります。本物のアーユルヴェーダを体験したうえで自分の身体を観察し、感じたこと、変化を生徒さんにお伝えしたいと思っています。